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Author:海
(カイ)
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プラトニック

「どこをみている?」


ちいさくちいさく相手の心音がきこえる。
耳で感じるよりも、体で感じる音の小ささ。

ぎゅっと引き寄せる彼の腕は震えている。

彼の指は、私の背の布を深くしわが寄るほど握り締めている。
私の指は対照的に、何も握っていない。
つよくも、よわくも。

彼の肩口からみえる。
窓と青、花瓶と赤。


「すこし、青におぼれていました。」


どくどく どくどく と。
心音が耳を犯していく。





プラトニック。


小説 | trackback(0) | comment(3) |

2007/09/05


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